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ゆるく考える 東浩紀
¥700
2019年刊行、批評家・作家の東浩紀によるエッセイ集。 Ⅰ部は日本経済新聞夕刊に連載された文章をまとめた章で、短いながらも論理が明快で構成に無駄がなく、最後までスムーズに読み通せる名エッセイです。 Ⅱ部では、ゆるい語り口を保ちながらも内容が難しくなり、文体の「ゆるさ」と内容の「易しさ」が必ずしも一致しないことに気づかされます。 筆者の全てを理解することは到底不可能でも、その片鱗に触発される形であれ、自分なりの思考をつづけていこうと思わされる一冊です。
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学生との対話 小林秀雄
¥500
2014年刊行。 小林秀雄が1961年-1978年の間に、九州の学生たちと交わした対話の記録。
